使い過ぎて支払いが大変!家計に無理のないカードローンの返済方法

リボ払いは月々の返済額を抑えることができ、月々で考えると家計への負担が少ないように感じます。しかし、月々の返済額が少ないということは、長期的に返済する必要があり、利息が多くかかることになります。また、ゴールデンウイーク、夏休み、年末年始など一年を通してイベントがあり、出費はかさみます。返済のめどが立たないということもあるでしょう。では、カードローンの返済を上手に行うにはどうしたらよいのでしょうか。

利息負担が重くなる

一括支払いに比べてリボ払いは、一回で支払う金額が少ないため、支払い負担が軽くなったように感じてしまいがちです。しかし、実際には毎月の支払金額が少ないほど完済までに月日がかかり、その分利息が重くなります。つまり、利息だけで大きな金額がかかっている可能性があるのです。

月々少しずつ返済していこうと考えている方もいることでしょう。一度に大金を支払えなくても、少しずつなら返済していけそうです。

しかし、入学、ゴールデンウイーク、夏休み、帰省、クリスマス、お正月など、一年を通して多くのイベントがあり、そのイベントのたびに出費をすることになるので、少しずつ支払っていても新たな支払い分ができてしまうことになります。こうして完済が難しくなっていきます。そして、返済に時間がかかり、利息がさらに増えるという悪循環になります。

悪循環にはまってしまうと、カードローン返済のために新たにカードローンに申し込みをするという場合もあります。そして、さらに返済に苦労をすることになるのです。

できるだけ早く返済する

できるだけ早く返済をすれば、利息の負担を減らすことができます。リボ払いの返済も、臨時返済や返済額の変更ができます。

ボーナスをもらったとき、それを臨時返済として使えば、それだけ早く返済することにつながります。

ボーナスがもらえる時期は、一般的には6月から7月の夏のボーナスと、12月の冬のボーナスがあります。この時期は行楽シーズンや年末年始に重なるため、出費が多くなる傾向があり、それらの出費にボーナスを使うことは珍しくないようです。そういったものに使うという選択肢もありますが、カードローン返済の負担を少しでも軽くしたいなら、ボーナスをカードローン返済にあてるという選択肢もあります。

カードローン支払いを長期的に続けて、毎月の支払を心配しながら生活をしたいですか。それとも、早く返済をして支払いの心配をしない生活をしたいですか。今目の前にある快楽を選ぶのか、長期的な視点に立って未来の快楽を選ぶのか、それは人それぞれです。どちらが自分にあっているのか、よく考えてみるとよいでしょう。

毎月の支出を見直す

サラリーマンの場合は毎月の給料が固定しているので、収入を増やして返済にあてるということは難しいです。そこで、返済に回す資金を得るためには支出の見直しが必要になります。

外食費や光熱費は手をつけやすいところです。

エネルギーを得ることができれば生きていくことはできるので、楽しみのための外食は必ずしも必要なものではありません。食事は自宅で作ったものを食べれば、外食よりも支払金額を抑えることができます。

外食を楽しみにしている方もいることでしょう。けれども、自宅の食事でも楽しむことはできます。

たとえば、普段食べない料理作りに挑戦することでも、普段と違った雰囲気を味わって楽しむことができます。外食の場合は周りの人たちを気にして、家族でゆっくり会話をすることができませんが、自宅なら家族でゆっくり会話ができます。家族の会話という楽しみがあるのです。

光熱費は工夫をすれば節約できます。

夏場は電気代が他の月に比べて高くなる家庭は少なくありません。エアコンの使用によって電気代がかさんでしまうのです。

エアコンの使用に関しては、設定温度を28℃にする、自動運転にする、フィルターや室外機をこまめに掃除するなどによって、光熱費を抑えることができます。

携帯電話料金も手をつけやすいです。

電車内でスマホや携帯を操作している人を多く見かけます。彼らは携帯ゲームやメールのやり取りなどを行っているようです。

しかし、それは本当に必要なことなのでしょうか。

ゲームをしなくても仕事に支障はでないはずです。ゲーム時間が長いほど携帯やスマホの充電を消費してしまい、電気代がかさむことになります。メールも必要最低限のものだけにすることは可能です。

こういった何気なくやっていることを見直すと、支出を減らすことにつながり、その分をカードローン返済にあてることができます。

返済日を守る

返済日に引き落とし口座の残高が不足していると、遅延損害金が発生することがあります。遅延損害金が発生してしまえば、支払う金額が増えてしまうので避けたいものです。

また、支払いが滞り続けるとクレジットカードの利用を停止されてしまうことがあります。それどころか、信頼できない人として信用情報機関に登録されてしまい、各種ローンを利用できなくなることもあります。

これを避けるためには、当然ですが返済日を守ることが大切です。カードローンによって引き落とし日が違うので、複数のカードを利用している方は、それぞれのカードの引き落とし日をきちんと把握しておきましょう。

手帳やカレンダーなどに返済日を記入しておくと忘れにくくなります。返済日が近づいたら口座にお金が入っているか確認をしておくと、引き落としができなかったということを避けられます。

また、カード会社によっては引き落とし日の連絡をメールで行ってくれるサービスを用意しています。事前にお知らせメール登録をしておけば返済日前にメールが届き、残高確認を忘れずに行うことができます。

まとめ

リボ払いは月々の返済額を少なくできて、月々の家計への負担を減らすことができますが、長期的にみると利息が多くなり負担が増えます。利息の負担を減らすためには、できるだけ早く返済することがポイントです。そのためには、お金の使い方を見直す、臨時返済を利用する、返済日を忘れないようにするといったことが大切です。