転職後にカードローンを借りるときのコツ

突然ですが、あなたが何らかの理由により転職し、急にお金が必要になったと「仮定」します。

以前からカードローンは持っていましたが、既にほぼ利用限度額一杯使い切っているし十分な蓄えもありません。

でもお金はどうしても必要です。

こんな状況って本当にあるの?って思いますよね?

でも転職してすぐは引越も伴ったりして意外とお金がかかるものです。

こんなとき、お金を借りるという前提で話を進めると、既にカードローンは持っているので「増額」を依頼するのが手っ取り早いです。

しかし、ここにも無いが!

なぜなら、転職してしまった後だからです。

転職したばかりだと何が問題なんでしょう?

カードローン会社は、「安定した収入」を重要視します。もちろんそれだけではありませんが、審査において「安定した収入」の加点割合は大きいのです。

つまり、転職したばかりだとその会社での勤務実績はまだ短い訳ですよね。

1つの会社に10年勤務している人と新入社員を比べると、この先どっちが安定した収入を得られるか、一般的には10年勤めている方です。

結婚することを考えても同じです。新しい会社に入社してすぐは結婚しないですよね?その会社に自分が合っているか、ずっと勤められるか、会社の業績は大丈夫か・・・そんなことを考えるとしばらく勤めてみないと分からないはずです。普通は2〜3年は勤めないと結婚しようとはならないはずです。

まぁ、2〜3年も勤務実績が無いとお金を貸してくれないかというと、そこまで厳しくありませんが、転職直後だと結婚と同じでちょっと不安がついてきます。

「この人会社やめないだろうか?クビになるかも」そんなことで転職して間もない人は厳しく見られるのです。

転職理由にしてもそうです。キャリアアップなのか、クビなのか、嫌になったから勢いでやめたのか、、、理由によってまったく人の見られ方が違います。

もしキャリアアップの為の転職で給料もアップしたというなら審査も多少有利に働くかもしれませんが、勤務実績が短いのでそこもなんとも言えません。

もし転職して給与も下がってしまったというなら、増額の審査が通るとは考えられません。

なぜなら、いまカードローンに付いている融資枠は、以前の給与が前提で設定されている上限額だからです。

それが転職直後で勤務実績が短い上に給与は下がってしまったということなら、普通に考えれば増額は無理です。

金融機関はお金に困っているから貸してくれるわけではないのです。ちゃんと利息を払ってくれる人にお金を貸してくれるのです。ただそれだけです。それが実際人助けになっている面もありますが、そんな感情でお金を貸してくれているわけではないことをよく理解しておいた方がいいです。

増額が難しいという人は、むしろ他社でもう1つの新しいカードローンを申し込んだ方が可能性があります。

金融機関も新規顧客の獲得には力を入れています。他社との競争も激しいです。

特に大手消費者金融は、審査スピードやスマホ取引などの利便性で競い合っています。金利はそれほど大きな違いは出せないようであまり大差ありませんが、融資枠が大きくなると金利も差が出てきます。

もちろん、過去に返済の延滞とか滞納も起こしていないことは大前提になりますが、新しい金融機関で堂々とカードローンの申し込みをすれら転職後でも案外審査に通るかもしれません。

転職予定ならその前に増額しよう

ここまでの話で気づいた方もいると思います。

そうです。転職すると分かっているならあらかじめ増額を申し込んでおきましょう。

まだカードローンを持ってなくても同様に、転職前に作っておきましょう。

カードローンを作っても使わなければ別に手数料がかかるわけでもありませんし、本当に必要なければ解約すればいいだけですから。

何事も先読みして準備することは大事です。保険をかけておくといってもいいでしょう。

転職後にいざお金に困った〜
お金借りよう〜

という状況になっても難しいのです。

転職前と後では審査結果が全く違うのです。転職前の方が圧倒的に有利です。これだけは確かです。

勤務実績はどれくらい必要?

さて、ここまで転職後は勤務実績が短いから審査に通りにくいという話をさせていただきましたが、

では、一体何ヶ月働けばお金が借りれるのか?

と思いますよね?

実は、2年も3年も待つ必要はありません。金融会社によっても違いますが、半年〜1年程の勤務実績があればとりあえず問題ないでしょう。あとは、転職して給与が増えたのか減ったのかというところで審査の行く末が分かれるところです。

銀行より消費者金融

カードローンを発行する金融会社は、消費者金融の他に銀行もありますが、転職後の審査に不安のある状態では、消費者金融に申し込んだ方がいいでしょう。

銀行は、このような転職直後のタイミングでの融資は消極的です。つまり審査には通りづらいです。

一方、消費者金融は、パートやアルバイトなど雇用形態がやや不安定な方でも長期勤務で安定した収入があれば積極的に融資をしてくれますから、転職後でも銀行に比べると可能性は十分にあります。

まとめ

  • 転職直後のカードローン限度額の増額は難しい
  • 転職直後の新規カードローン申込の方が通りやすいかも
  • 転職する前にあらかじめカードローンを増額または作る方が賢い
  • 転職直後なら、銀行より消費者金融がお勧め
  • 勤務実績は半年から1年以上あればOK