多額のカードローンを背負い生活が厳しいという人は案外多いと思います。厳しい現実で他の事に目を向けられずにお金の事ばかりに気を取られてしまうのは本当に苦しいものです。
この生活を一刻も早く抜け出れたらどれだけ幸せかと思っている間は気が楽ですが、目の前の借金の額を見ると唖然としてしまうかもしれません。
今回はそんな返済に悩み一刻も早く返済を終えたいという方のために「借金の返済を早める方法」について筆者の実体験を元に紹介していきます。実は偉そうに文書を書いている筆者も借金の返済に追われ苦しい日々を過ごした1人です。苦しみが分かるからこそいち早くそこから抜け出して頂きたく今回の執筆に至りました。
この記事を見る事でずっと暗く道筋が見えなかったという方も大いに希望が見えてくるかと思います。
一刻も早く返済を終えて借金の事に頭を悩ませなくて済むスッキリとした生活を送れるようにしていってください。それでは早速ご覧ください。
目次
先ずは「金利の仕組み」を理解しよう!
お金を借りる際によく出てくる言葉に「金利」というものがあります。実は、今回ご紹介する方法はこの金利が凄く重要なポイントを占めているのですが、皆さんはこの言葉を正しく理解していますか?
私自身は当時全く意味が分からず、お金を借りると何らかの手数料がかかるらしいくらいにしかとらえていませんでした。
そんな私と同じような境遇の方のためにも、先ずは「金利」という言葉の正しい意味からおさらいしていきます。
皆さんは、ある日友人A君から「今お金が厳しいから5,000円貸してくれない?来月には給料が入ってくるからそれで返せるから。」と言われたとします。よほどお金が厳しくなければ貸してあげる人が大半かと思いますが、もしこれが見知らぬ人だったらどうでしょうか?
当然、ほとんどの人が貸さないと思います。しかし、よくよく考えてみれば企業や個人は銀行や消費者金融などの金融機関からお金を借りています。ただし、この時に貸したお金の何%は「利子」としてもらいますという契約になっているかと思います。話を分かりやすくするために、例えばアコムで年利18%で30万円お金を借りたとなると1年後に返す総額は
合計330,048円になります(専門用語なので説明は省きますが、元利均等返済で計算しています)。つまり、今の300,000円が一年後は330,048円になっているという事なのです。
なぜこんな仕組みが成り立つかと言えば、お金を貸す側はその間貸したお金が使えなくなるわけです。もしかしたらそのお金で事業をしてもっとお金を増やすことが出来たかもしれないし、投資をしてお金を増やせたかもしれません。また、場合によっては貸したお金がえってこなくなる可能性もあります。そのようなリスクをとってお金を貸しているわけですから一年後に全額が返ってくるまでに受け取れる金額が貸した30万円と同じだったら納得いかないですよね。
では、「金利の仕組み」について理解出来たところで今回の本題である「返済を早くする方法」について説明をしていきます。
「金利の高さ」に着目しよう
ここで着目するべきは金利の高さです。恐らく返済に困っているという方は複数の金融機関から借り入れをしているはずです。なぜなら1つの金融機関から借りられる金額は限界があり、1つの金融機関から借りたくらいでは返済に頭を悩ますほどにはならないからです。これからご紹介する方法は2つ以上の複数金融機関からお金を借りている人にとって役立つう方法です。
まずは「返済総額」と「毎月の返済額」を見直そう
返済をしていくにあたって驚くべきことに自分がどの金融機関にいくら借りていて毎月いくらずつ返しているのかを知らない方がいます(恥ずかしながらかく言う私がそうでした)。先ずは、自分が総額いくら借金をしていてその内訳がどうなっているのかをキチンと整理しましょう。
月々支払う金額と自分の収入は見合っているか
次に確認をしなければいけないのは月々に支払う金額が自分の収入に見合っているかという事です。例えば、月収20万円の方が月々の生活費で15万円を使っていて、返済に必要な額が7万円だったらこの時点で収支が見合っていません。そして、絶対にやってはいけないのは借金をして借金の返済に充てるという事です。ここまで来たら勘の鋭い方は気づくと思いますが、実は借りる総額が増えたり返済期間が長くなるほどそれに伴ってかかってくる利子分の支払い(利息と言います)が多くなっていきます。つまり、返済をしている気になっている行為がみすみす自分の借金総額を増やす事につながっているのです。
現在の収入で返済が賄えないのであれば厳しい言い方をしますが、見直すのは生活水準です。例えば、家賃が8万円のところに住んでいるのであれば7万円、携帯代が月々2万円かかるのであれば1万円のプランにするなどして返済に充てるお金を作っていってください。
返済をするのは金利の高いものから
毎月の最低返済額ずつ返していくのは先ほど述べた方法で出来そうですが、実は次に紹介する方法こそが返済を早める即効薬です。それは、余裕が出来た時に金利が高い金融機関に余分に返済するという事です。例えば、先ほど年利18%の場合に300,000円を借りると1年後に返す総額は330,048円になると説明をしました。
では、これが仮に年利13%になるとどうでしょうか。なんと、321,542円になります。実に8,506円の差額になります。そして借りる期間が長くなるほど利息は高くなることも説明しました。
話を分かりやすくするために、金利18%の場合で半年で返済を終えた場合に支払う総額はいくらかと言うと、なんと315,945円なのです。実に、14,103円もの差があります。であるならば金利が高いものをより早く支払い終え、金利が低いものを残した方が効率的と言えます。
まとめ
少しの工夫をするだけで借金返済額は驚くべきほど少なくなることがお分かり頂けたかと思います。ポイントを整理すると、
- まずは「返済総額」と「毎月の返済額」を見直し
- 月々支払う金額と自分の収入を見比べ
- 金利の高いものから返済する
という順番が大切でした。
これを守るだけで、あなたが元の借金のない生活にいち早く戻る事が出来ます。
是非、今回紹介した方法を利用して一日も早く借金生活を脱してください。