貸した金返せよ ♩
貸した金返せよ ♩
あした金返せよ〜 ♬
借りた金は返さないといけません。
カードローンならなおさらです。お友達感覚で「もうちょっと待ってよ〜」はきかない世界です。
カードローンは毎月1回返済期日が来ます。その返済期日までに約束したお金を返さないと、まず電話で督促が来ます。通常は携帯電話に連絡が来ますが、怖くてその電話に出ないでいると、今度は家や勤務先に電話がかかってきます。
誰からかわからない番号から電話が来たら、きっと借金取りです。
でも、安心してください。大手のカードローンなら、怖そうな声で電話はかかってきません。
今は、法律できつい取り立ては禁止されているからです。中小の金融会社でも同じです。もし怖いことを言ってきたらすぐ110番しましょう。
でも、本当は返さない方が悪いんですよ!
電話でどんなこと言われるんだろうとビクビクするとは思いますが、実際は「どうしましたか?いつ返せますか?」という程度の確認の電話で終わりです。
目次
督促の電話がかかってこないようにするには?
期日にどうしてもお金が用意できそうにない、そんなとき、督促の電話が怖いですよね。
でも、そんなとき相手から電話を来なくする方法があります。それは、
「自分から電話する」
自分から電話すれば、かなり心象がいいです。それも、期日が過ぎてからじゃなくて返済できそうにないと思った時に事前に電話するのがベストです。
何度も支払い期日に遅れると
60日以上返済が遅れると、個人信用情報に事故情報として記録されてしまいます。
個人信用情報は、金融機関同士で共有している情報なので、事故情報が残ると、これから他社でお金を借りる時や、住宅ローンを組もうとする時に審査が通らなくなる可能性が高くなります。
更に、返済の滞納が2〜3ヶ月続くと、財産の差し押さえの強制執行が始まります。裁判所から通知が来ます。
財産といっても、一度にすべての財産が差し押さえされるわけではありませんが、給与の差し押さえにはじまり、車、不動産と続きます。
返済方法はいくつかある
カードローンの返済はATMで行うだけではありません。返済方法はいろいろと用意されています。自分に一番合った方法を選んで、忘れずに毎月きっちり返済することが、滞納しない第一歩です。
口座振替での返済はベスト
毎月期日までにきちんと返済するには、口座振替が確実です。
なぜなら、期日に勝手に返済してくれるからです。
お金はあるけどATMに行く時間がない、どうしてもうっかり忘れてしまうという人にはピッタリです。
注意点としては、毎月返済期日にその口座に確実に返済に足りるだけの残高を入れておくことです。
そのため、給与振込口座を口座振替にするのが一番です。
給与が振り込まれる口座以外を消費者金融の返済口座にしてしまうと、毎月自分でお金を入金する手間が発生します。これでは、口座振替にした意味がありません。
口座振替を給与振込口座に設定しておけば、毎月お給与が会社から振り込まれて、そこから返済金額が自動的に引き落としされるので、手間がありません。
それと、口座振替のメリットは、手数料が不要なところ。ATMや振込返済は手数料がかかるのでそれが毎月となるともったいないです。
口座振替にできない?
訳あって家族に内緒でお金を借りた人なら、返済方法を口座振替にしておくと、通帳を見られたときに借金がバレてしまいます。
自分しか見ない口座ならいいですが、もし給与振込口座で、奥さんが通帳を管理していたりすると、「何これ?」となるでしょう。
お金を借りるまでは家族に内緒にする方法を必死で模索したのに、お金を借りたら安心してしまい返済を隠すことに頭が回らなかったという人も多いようです。
毎月きちんと返済するには口座振替がもちろんベストですが、家族に内緒にしたいなら、自分専用の口座を作るか(ネット銀行の通帳の無いタイプ)、毎月ATMで返済する方がいいでしょう。
自分専用の口座も作れない?そこまで奥さんの信用がない人は諦めて正直に言いましょう(笑)。
また、ATMで返済すると利用明細書が自宅に送られることがあるので、WEB明細で郵送なしに対応したキャッシング・カードローンを選ぶといいでしょう。
(リンクが見つかりません)
それと、何度も言いますが、ATMでの返済は返済期日に遅れないように注意しましょう。
口座振替 + ATM が最も賢い返済方法
口座振替は期日に遅れることがないので安心ですが、さらにATMでの返済も併用するととても賢い返済方法といえます。
それは、ATMでの随時返済です。
カードローンでは、借り入れ残高に応じた返済金額が設定されています。口座振替にしているとその返済金額が引き落としされるのですが、それだけを毎月返済していてもなかなか借金が減りません。
毎月の返済金額は利用者の負担をなるべく少なくするために低めに設定されているからです。
お金がない人が借りるのですから、毎月少しずつ返済できた方が嬉しいわけです。
でも、実はその最低返済金額だけを返していても、返済はなかなか終わりません。
なぜなら、返済金額が少ないということは、ほとんど利息ばかりを支払って元本はなかなか減りません。
例えば、プロミスで10万円を借りた場合、毎月の最低返済金額は4,000円ですが、その内訳は、金利が17.8%なので、
元金 100,000円(借入残高)
利息100,000 × 17.8%/12ヶ月 = 1,483円
元本返済分 4,000 - 1,483 = 2,517円
↓
元金 100,000 - 2,517 = 97,483円 (返済後の借入残高)
となります。
つまり、4,000円のうち元金の返済に当てられたのは、2,517円になります。
つまり、4,000円返済して、実際に減った借金は 2,517円 ということです。
これを、10,000円返済した場合、払う利息は同じ 1,483円なので、元本の返済に当てられるのは
10,000 - 2,517 = 8,517 円
になります。
つまり、何を言いたいかというと、同じ利息を払うなら沢山返済した方が元本が早く減り、借金が早く完済できるということです。
そうはいっても、お金がないから返せない!
と言われるかもしれません。
だから、余裕のある月に追加でATMで返済をすればいいのです。
消費者金融は毎月最低返済金額以上を返済していれば延滞にはなりません。
口座振替にして遅れずに返済をしておき、余裕のあるときだけATMで返済をします。
生活に必要な最適金額だけ残して、他は全てATMで随時返済をしてしまいます。月に何度でも随時返済できます。
返しすぎてお金が足りなくなったら?
そんな時は、またATMでお金を借りればいいのです。
カードローンのいいところは限度額の範囲内ならいつでも何回でも借入ができます。
同じように、いつでも何回でも返済ができます。
この特徴をうまく使うと「借金はするけどなるべく早く返す」ことができます。
手元にあるお金は、うっかり無駄遣いしてしまいます。それが人間です。
カードローンでお金を借りたら「多く返済して足りなければまた借りる」といういわばテクニックを駆使しましょう。
それと、ATM利用で注意点があります。
それは1回毎に手数料がかかることがあるということです。
ATMを何度も使うと手数料の分だけ無駄ですから、手数料無料のATMを利用したり、手数料のかからないインターネット返済に対応したカードローンもあるので、そちらを利用するといいでしょう。
ATM利用は手数料に注意
自動契約コーナーを設けている大手の消費者金融では、その店舗内に自社ATMがあります。そちらで返済すると、手数料が不要です。その他、消費者金融はコンビニを中心とした多くのATMと提携をしています。自動契約コーナーまで行かなくても返済は可能です。
提携ATMでの返済手数料は、キャッシングの場合と同様有料が原則ですが、一部の提携金融機関のATMなら無料になります。たとえば、プロミスとSMBCモビットの場合、同じグループの三井住友銀行ATMなら手数料無料で使えます。ATMではありませんが、「Loppi」「Famiポート」等のコンビニマルチ端末を利用した返済も、手数料不要で利用できます。
店舗を持たない、オリックス・クレジットなどでは、必ず提携ATMを利用することになります。三井住友銀行・ゆうちょ銀行では手数料無料です。
消費者金融のキャッシング・返済で、提携ATMでの手数料が発生する場合、利用金額1万円以下の場合108円、1万円を超える場合216円です。手数料も毎月支払いますと馬鹿にならない額です。手数料無料のATMがない場合は、インターネット返済など手数料無料の方法を選ぶといいでしょう。ATMを使う場合は、なるべく多めに返済して、早めに残高を減らすようにしましょう。
ATMで返済する場合の手順は、銀行の入金の場合とほぼ同じです。表示に従って、暗証番号を入力し、現金を機械に入れます。返済の際の明細書は持って帰りましょう。後で消費者金融公式サイトの会員用マイページから、返済について確認はできます。
インターネット返済はこんなに便利
消費者金融にいろいろ用意されている返済方法のうち、パソコンスマートフォン等の端末とWeb環境があれば、どこでもできて便利なのがインターネット返済です。すべての消費者金融で対応しているわけではありません。大手のプロミス、アコムやオリックス・クレジットなどには、この「インターネット返済」の仕組みがあります。
インターネット返済の仕組みがない業者でも、「振込み」による返済は受け付けています。振込みとインターネット返済はどう違うのでしょうか。
振込による返済
振込による返済は、お手持ちの銀行口座から振り込んで返済できます。ただしこの、通常の振込みによる返済の場合、次のとおりデメリットがあります。
- 銀行システムが稼働している平日昼間しか振込みできず、それ以外の時間帯は振込予約となる
- 返済の際に振込手数料が掛かる
インターネット返済
インターネット返済は振込みとは異なる、さらに便利な返済方法です。基本的に時間や曜日を選ばず、しかも手数料は不要です。
アコムやオリックス・クレジットの場合、「ペイジー」と呼ばれる方法を使います。返済の手続は、消費者金融の公式サイトからおこないます。金額を公式サイトで入力してから、リンクの張られた、利用者が口座を持つ銀行の公式サイトに移り、そちらで支払を実行します。ペイジーは多くの金融機関に対応しているシステムです。
プロミスの場合、インターネット返済はインターネットバンキングの一種のため、支払先の銀行が五行に限られますのでご注意ください。プロミスと同じ金融グループの、三井住友銀行、ジャパンネット銀行はこれに含まれています。返済の方法はペイジーを使った場合とほぼ同一で、プロミスの会員サイトにログインして進み、返済金額と金融機関を指定して、銀行の公式サイトから支払を実行します。
インターネット返済の明細については、消費者金融の会員マイページ、銀行のサイトの双方で確認できます。銀行からの支払ですから、通帳がある口座の場合、通帳にも記帳されます。
返済期日はいつ?
スマートフォンアプリで返済
通常、ローン専用カードを使うのが、ATMでの返済の基本ですが、新たな方法も登場しました。プロミスとSMBCモビットでは、スマートフォンアプリを使った返済方法があります。使えるのはセブン銀行ATMのみですが、日ごろWebだけでキャッシングと返済をしている方でも、新たにカードを持たずにこの方法で返済ができます。
消費者金融の返済期日はいつでしょう?これは、利用者の契約によって違います。
銀行カードローンなどは、返済期日は毎月ほぼ指定されています。この点、消費者金融は、自分で決められる部分が多くなっており、返済日も自分で決められるケースが多いです。基本は毎月一定の日が返済日となりますが、これ以外の返済方式もあります。
アコムやアイフルでは、「35日ごと」の返済方法というものが用意されています。この方式を選んだ場合、義務としての返済日は35日周期で巡ってきます。35日ごとの返済方式のなにが便利かと言いますと、「いつからいつまでの返済を、その月の定例返済として有効とする」といった面倒なルールがない点です。
毎月一回の返済日を設けている場合、約定返済日の直後の返済は、随時返済とされることがあります。随時返済ももちろん返済として有用ではありますが、次の約定返済の義務が消滅しないことがあります。この点、35日ごとの返済なら、一定額の返済をすれば常に「返済義務」が満たされたことになります。その後35日以内に、次の支払が義務付けられます。
実際には、この方式を選んでいても毎月ほぼ同じ日に返済する人が多いと思われます。口座引落しをしない人にとっては、返済の自由度が高い分、悪い方法ではありません。毎月同じ日に返済する場合、自分の返済日は自分で決められる(あるいは複数の選択肢から選べる)ので、給料日からの日数も考慮して決めましょう。
ただし、口座引落しを選ぶ場合は、支払日を指定されることもあります。プロミスなら毎月5日ですし、アコムなら毎月6日です。いずれにしましても、返済を忘れてはいけません。どこの消費者金融でも、メールサービスがあり、支払日の前に教えてくれますので活用しましょう。
まとめ
返済に着目して、消費者金融の利用方法を見てきました。返済のポイント・注意点をまとめました。
- インターネット返済はいつでも、どこでもできて便利だが、すべての消費者金融で扱っているわけではない。
- 振込みによる返済は必ず扱っている。
- 提携しているATMはどの業者でも非常に多く、コンビニもおおむね網羅している。ただし手数料が発生することが多いので気を付けよう。
- 口座振替(引落し)は返済の基本。信用失墜につながる返済忘れを起こさないため、契約しておいた方がよい。
- 返済期日は自分で決められる、または複数の選択肢から選べる場合が多い。ただし口座引落しの場合は指定されていることが多い。
- 繰上げ返済を積極的に活用する。義務としての入金よりも多めにおこなう返済はすべて繰上げ返済。繰上げ返済は元本に充当される。