学生であっても急な出費などでキャッシングを利用したいと思うことはあると思います。しかし、学生の場合収入源はアルバイトでありたくさんは稼いでいないでしょう。そのため、キャッシングを申し込んだとしても審査に通過するのか不安だという悩みを抱えている学生さんはきっといるはずです。そこで今回はキャッシングを利用したいと考えている学生さん向けに、学生でも借りられるキャッシングとその注意点について解説していきます。学生でキャッシングを利用したい方はぜひチェックしてくださいね。
目次
学生キャッシングって何?
まずは学生キャッシングについて説明します。基本的にキャッシングやカードローンを利用できるのは20歳以上となっています。そのため、18歳や19歳の学生さんは一般的なキャッシングやカードローンを利用できません。学生キャッシングでは、学生であれば年齢に関係なくキャッシングやカードローンを利用できるというもので、まさに学生のためのキャッシングだと言えます。
学生キャッシングの対象となるのは、大学、専門学校、短期大学、大学院、予備校に通っている学生です。また、収入のない学生でも借りられるように審査は甘くなっており、申し込みを行えばキャッシングできる可能性が高いのが特徴です。
学生キャッシングの申し込み方法は?
初めてキャッシングの申し込みを行う場合どのようにしたらいいのかわからないと思います。ここからは、初めての人でもわかるように学生キャッシングの申し込み方法を説明していきます。
どの学生キャッシングを利用するかによって多少は異なりますが、基本的に学生キャッシングの申し込み方法は、インターネット、電話、店頭などがあります。それぞれの申し込み方法についてさらに詳しく見ていきましょう。
まずはインターネットから申し込む場合です。学生ローンは全国の学生を対象に運営されています。しかし、事務所は全国では東京にしかなく、地方の学生でも申し込みできるようにインターネットからの申し込みも可能になっています。また学生キャッシングは申し込み時に現住所や学校名、連絡先などの情報を入力しなければいけないのですが、これらの情報を正確に伝えるという観点からもインターネットからの申し込みが推奨されています。インターネットからの申し込みで問題となるのは操作方法がわからないという点ですが、普段からスマホを扱っている学生なら問題なくできるでしょう。
電話で申し込みを行うこともできます。インターネット環境が整っていない場合には電話で申し込みを行うのがいいでしょう。しかし電話の場合は、住所や学校名などの情報が誤って伝わってしまう可能性があるのではっきりと大きな声でつたえるように心がけましょう。
近くに店舗がある場合は直接店舗で申し込みを行うこともできます。店舗で申し込みを行ったほうが素早く審査を受ける事ができるため、店舗に近くに住んでいてすぐに審査を受けたい学生にはおすすめかもしれません。店舗で申し込みを行う場合は必要なものと営業時間を確認して来店するようにしましょう。
学生キャッシングの金利は?
学生キャッシングの金利は、銀行カードローンよりも少し高くなっています。安定した収入がない学生に融資するという点で仕方がないのでしょう。ですが、大手消費者金融と比較すると少しだけですが金利は低くなります。
- 銀行カードローン 金利15%前後
- 大手消費者金融のキャッシング 金利18%
- 学生キャッシングの金利 15%から17%
金利が高いのは仕方がない?
学生なのだから金利をもう少し安くしてほしいと思うかもしれません。しかし、学生キャッシングのメリットから考えればこれくらいの金利を支払うのは仕方がないといえるでしょう。
学生キャッシングでは、学生であれば簡単に素早く融資を受けられます。また、会社に勤めていないため、勤務先への在籍確認を行ったり、厳しい審査を受けたりすることがありません。学生の場合、滞納や踏み倒しといったリスクも高くなる傾向にあるので、学生キャッシングでは少し金利を高くしているのです。
学生キャッシングを1か月利用した時の金利は?
学生キャッシングを1か月間利用した時の金利はどれくらいになるのでしょうか?
ここでは、5万円を金利17%で1か月(30日間)借りた時の金利を計算してみます。
金利の計算式は、融資金額×金利÷365=1日の利息
であるので、ここでは以下のような計算式になります。
利息=50000×17÷365×30=630
したがって、5万円を金利17%で1か月借りたときの利息は630円ということになります。
この計算式に当てはめるだけで簡単に利息の計算ができるので、自分が希望する額ではどのくらいの利息になるのか計算してみるのもいいでしょう。
また、学生キャッシングのホームページでは返済シミュレーションを利用できる場合もあるのでそちらを試してみるのもおすすめです。
学生キャッシングの返済方式は?
学生キャッシングの返済方式はどの学生キャッシングを利用するかによって異なりますが、主に以下の3種類となっています。
- 返済方式には元利均等返済
- 元金定額返済
- 残高スライドリボルビング
それぞれの返済方式についてさらに詳しく見ていきましょう。
元利均等返済の特徴
元利均等返済では、毎月の返済額が一定になります。そのため、毎月の返済の計算がしやすいと言えます。また、最初の支払い時に返済する額も少なくて済むため、計画的に返済できるというメリットがあります。一方デメリットとしては、借入金残高の減り方が遅くなり、総返済額が少し高くなってしまうことが挙げられます。元利均等返済は、長期的なプランで返済していきたい人に向いていると言えます。
元金定額返済の特徴
元金定額返済は、毎月一定の元金とそれまでの利息を支払う方法です。メリットとしては元金を毎月決まった額減らしていけるので、元利均等返済よりも早く返済を終えることができる点です。一方、最初にたくさん利息を払うことになるため、最初に支払いが負担になってしまいます。元金定額返済は、早く返済を終えたいという方に向いていると言えます。
残高スライドリボルビングの特徴
残高リボルビングでは、毎月の返済金額が一定のリボ払いに、借り入れ金額の残高に合わせて返済金額が変動します。つまり、返済や追加借り入れなどで変化する借入残高に応じて返済額が変わってきます。毎月の返済金額が変化するため、返済計画を立てるのがややこしくなってしまうというデメリットがあります。
学生キャッシングの返済方式は上記の3つが一般的なのですが、中には元金自由返済方式を用意しているキャッシング会社もあるのでここで少し説明しておきます。
元金自由返済方式は学生キャッシングでよく見られる返済方式です。元金自由返済方式では、学生が月々の返済額を自分で決める事ができます。毎月の最低返済金額であるその月の利息以上であればいくら返済してもかまいません。よって、少し余裕のある月には多めに返済して、余裕がない月には少なめに返済することが可能になります。
元金自由返済方式のメリットは窮屈な生活を強いられることがない点です。毎月決まった金額を支払わなければいけない場合、月によってはかなり窮屈な生活になってしまいます。そのようなときは自分で返済を少なめに設定できるため、生活が少し楽になります。一方デメリットとしては、自分で返済計画を立てる必要がある点です。自由度が高いという点の裏返しはしっかり自分で返済計画を立てなければいけないということです。毎月少額しか返さない場合、返済期間が長引いてしまうことも考えられます。
元金自由返済方式は、計画性のある方に向いている返済方式だといえるでしょう。
学生キャッシングでの注意点は?
学生キャッシングを利用するうえでいくつか注意しておきたいポイントがあります。ここでは学生キャッシングの注意点を5つ紹介します。
- 学生証は必須
- 学生キャッシングを利用するためには必ず学生証を提出しなければいけません。学生証が学生であることの証明となるため、当たり前といえば当たり前ですね。
- アルバイトをしてなければ利用できない
- いくら学生といっても全くアルバイトをしていない人が学生キャッシングを受けるのは難しいと言えます。アルバイトをしていないとどうやって返済するの?となってしまうのでアルバイトで収入を得ている必要があります。また、アルバイトをしている場合でも収入が少ない場合には融資されない可能性もあります。
- 未成年の場合は親の承認が必要
- 18歳、19歳の学生の場合は親に承認を受ける必要があります。未成年なので仕方がないですね。よって、未成年の学生が親に内緒で学生キャッシングを利用するのは不可能です。
- 基本的に少額しか融資されない
- 学生キャッシングの融資額は最高でも50万円となっています。安定した収入がない学生ですので融資額は他のキャッシングよりも少ないと言えます。また、誰でも50万円借りられるかといえばそうではありません。しっかりと返済できると認められた人だけが融資を受ける事ができます。
- 親にばれずに借りる事も可能
- 20歳以上であれば親にばれずに借りる事も可能です。基本的に学生キャッシングは保証人や担保が必要ないので、親に黙って借りられるようになっています。
上記の学生キャッシングの注意点をしっかり確認してから利用するようにしましょう。
まとめ
- 学生でもキャッシングを利用することができる学生キャッシングがある
- 申し込みはインターネットがおすすめ
- 金利は消費者金融よりも安く、銀行よりも高い
- 返済方式は元利均等返済、元金定額返済、残高スライドリボルビング、自由返済の4種類
- 未成年は親の承認がいるが、20歳以上なら親に黙って利用できる
- 融資額は最高50万円まで