消費者金融や銀行からお金を借りたいという人はたくさんいます。しかし多額の利息を支払わなければならないことを考えると、どうしても躊躇してしまうという人が多いのも事実です。実のところ利息の額は借入人の状況によって変化します。もちろんそれが高額になることもありますが、場合によっては利息ゼロでお金を借りることもできるのです。
では借金をするうえで理解しておくべき利息の計算方法や、消費者金融と銀行からの借り入れの違いについて見ていくことにしましょう。
利息の計算方法
消費者金融でのキャッシング、もしくは銀行からのカードローンの利息の計算方法は「借入金×金利×返済までにかかった日数÷365」となります。この計算式において消費者金融と銀行には1つの大きな違いがあります。それは金利です。消費者金融は金利を高めに設定しているのに対し、銀行は低めに設定しています。そのため銀行からお金を借りることができれば、利息の支払いを抑えることができます。それでも先に述べた計算方法に基づいて利息がはじき出されますので、借入額が高かったり返済までにかなりの日数を要するのであれば、たとえ銀行からの借入であっても利息は高くなります。ではこの点も含め、利息の支払いを抑えるポイントについて見ていきましょう。
高額のお金を借りるのであれば銀行がお勧め
住宅ローンなど、高額なお金を借りなければならないケースがあります。このような場合、短期間での全額返済は難しいことでしょう。こうした点を考えると、銀行からお金を借りる方が絶対にお得です。しかし銀行が行う審査は消費者金融が行う審査に比べると難しいことで知られています。そのため身元がはっきりしない人や定期的な収入が見込めない人などは審査をパスできないことがあります。またはあまりに高額の融資を依頼する場合も断られることがあり、融資が減額されることもあります。
銀行からのカードローンによって利息を減らす方法
先にも述べたように、消費者金融が提示している金利は銀行の金利よりも高いのが一般的です。この点を考慮し、返済先を変更することで利息の支払いを減らすことができます。つまり消費者金融に対して借金がある場合、銀行からお金を借り、それを借金返済に当てるのです。こうすることで消費者金融に対する借金は返済されることになります。そして今度は銀行に対して借りたお金を返済していくわけですが、銀行の金利は消費者金融の金利よりも低いために返済が楽になるのです。
先にも触れたように銀行の審査は消費者金融の審査に比べるとパスするのが難しく、そのためすでに借金がある場合は借入を断られてしまうこともあります。しかし中にはこうした状況にも対応してくれる銀行があります。とりわけ「おまとめローン」という名前で融資を行ってくれる銀行は借入人の利息の支払いの軽減を目的の1つとしていますので、審査を依頼してみることをお勧めします。
見落としがちなキャッシングの仕組み
消費者金融が行っているキャッシングには様々なメリットが存在します。たとえば少額の融資を行ってくれることや、審査をパスすれば最寄りのATMなどでお金を引き出せるといった点です。しかし多くの人がキャッシングを敬遠する理由が、これまで再三述べてきたように金利が高いことです。しかしキャッシングによって発生する利息には見落としがちな点があるのです。
ここでもう一度、利息の計算式を見てみることにしましょう。それは「借入金×金利×返済までにかかった日数÷365」です。つまり「借入金」「金利」「返済までにかかった日数」のうちのどれかがゼロであるなら、利息は発生しないのです。状況によってはキャッシングしたお金をその日のうちに全額返済できることがあるでしょう。このような場合、計算式の「返済までにかかった日数」がゼロになるために、利息は発生しないのです。また1.8％の金利で1万円を借り、返済までに2日かかったとしましょう。この場合の計算は「1万×1.8×２÷365」となり、利息は約99円です。1万円を2日で返済すれば利息が99円ですから、10万円では990円、100万円では9900円程度です。これらは決して高額な利息ではありません。
このようにキャッシングの利息を少なくするためには早期の全額返済が大きなポイントであり、尚且つお金を借りた当日に全額返済できるのであれば利息は発生しないのです。
まとめ
金利の安い金融機関といえばやはり銀行でしょう。しかし消費者金融からのキャッシングも上手に利用することで高額な利息を支払わずに済むのです。
キャッシングは少額のお金であっても返済日数が多くなればたくさんの利息を支払わなければならなくなり、逆に高額の融資であっても返済期間が短ければたくさんの利息を支払わずに済むのです。この点をしっかりと理解し、借りたお金をできるだけ早く全額返済できるよう、あらかじめ予定を立てておくことが必要なのです。
