都内に住む31才の会社員です。独身で現在一人暮らしです。仕事は自動車部品メーカーの営業職をしています。
僕がキャッシング体験をしたのは今から2年前、20代最後の頃です。その頃僕は仕事で頻繁に名古屋の方に行っていました。長い出張生活が続くとストレスも溜まり始めて、次第に名古屋の夜の街に出歩くようになってきました。そして名古屋の夜ではなぜかキャバクラにはまってしまったのです。
最初は仕事関係の人と一緒に行って女の子と騒いでという感じで遊んでいたのですが、そのうちに一人でも行くようになってきました。そんな時に一人のキャバ嬢と知り合ったのです。仮に名前をフミカとします。フミカは三河出身の女の子でした。高校を中退してキャバクラで働いていました。擦れたような感じもあるのですが、妙なところで単純で可愛らしい女の子でした。
高校中退したフミカからしたら、地方駅弁だけど一応国立大学を出て有名企業に勤めて出張で日本中、場合によっては海外に行ったりしているような僕はとてもエリートに見えたようです。無邪気に僕に食事やプレゼントなんかをおねだりするようになってきました。僕はそんなフミカが可愛いと思ったしお願いを聞いてあげたいと思うようになりました。しかし、僕は全然貯金もなくって、しかも有名企業とはいえ意外とメーカーの給料は高くなくってフミカの要求に応えるのが大変になってきました。
そんな時にフミカに休みの日の昼間のデートに誘われたのです。だけど僕は給料日直前、全然お金の余裕なしで、しかも仕事ではないので東京からの新幹線代も自腹で負担しなければならないとう状況で、とうとうキャッシングに手を出してしまったのです。
最初に借りた金額は新幹線代とデート代で5万円でした。借りた場所は自宅近くのプロミスです。
キャッシングしたお金のおかげでフミカとのデートは上手くいきました。借りたお金も給料をもらったらすぐに返しましたが、その後もフミカかからのお誘いはあり、借りては返しての自転車操業状態でした。借金残高が一番多い時で大体20万円ぐらい、延べでは80万円ほど借りたと思います。
正直行ってその時は借金に対する感覚は麻痺していました。だけどそんな借金生活も突然終わりと告げたのです。それはフミカと連絡がつかなくなったからです。お店にもいなくなって、携帯も繋がらなくなってしまったのです。フミカと連絡がつかなくなって二、三日は仕事も手につかなかったのですが、冷静に考えるとこれで良かったんだと思えるようになりました。
借金は次のボーナスで全額返して、僕のキャッシングとのお付き合いは終わったのでした。
まとめ
これまで、真面目に生きてきたので、自分がキャッシングをして借金生活に陥るなんて想像もしていませんでした。
だけど金額もそれほど大きくなかったですし、きりの良いところで卒業もできたので、良い社会勉強だったかなんと思うことができました。
だけどあのままフミカがいなくならずにズルズルと引っ張られていたらどうなったのだろうかと思うとちょっと怖い気がします。