私は岩手県に住む40才の会社員、男です。
数年前、離婚することになり、慰謝料を支払うため150万円を借りました。妻から突然離婚を言い出されたのは2月のことでした。子供の学校の手続きも終わったというのです。
それまで何の話もなかったので驚きましたが、離婚したほうがいいのかなとも常に思っていたので、それほどのショックはありませんでした。
しかし、妻から慰謝料の話をされたときは「えっ」と思いました。私に貯金がないことはわかっているハズ。それなのに慰謝料を要求するということは想像以上に私を恨んでいるのだと思いました。しかしお金がありません。親や友達にも恥ずかしくて相談できません。
そこで頼るべきはカードローンしかありませんでした。
なるべく金利の安いところを探すと東北労働金庫が年率6.4%で一番有利だとわかりました。迷っている暇もなかったので、窓口に言ってカードローンを申し込みました。
女性が対応してくれましたが、ものすごく恥ずかしかったのを覚えています。
「使い道は?」
と聞かれ言葉に詰まってしまいましたが、うまい理由も浮かばなかったので正直に「慰謝料の支払いのためです」と答えました。
全身が恥ずかしさで熱くなりました。
あの感覚は今でも覚えています。本当に情けなく恥ずかしかったです。
しかし、そんな私の思いとは裏腹に窓口の女性は淡々と手続きをすすめました。身分証明と源泉徴収を提示すると数日後にカードが送られてくるとのことでした。それから1週間もしないうちにカードが送られてきてATMにて無事150万円を借りることができました。
当時の状況を考えると、カードローンしか頼るものはなく、それで私は救われたと思います。カードローンを利用できなければもっと恥ずかしい目にあったかもしれません。しかしもうカードローンを使うつもりはありません。今では何とか返済も終えましたので、2度とカードローンのお世話にならないよう頑張っていこうと思います。