子育て中のシングルマザーです。小学生の子供がおり、転校を嫌がったため離婚後も家賃が高い都市部に住んでいます。手取りのうち家賃がしめる割合は約半分で、貯金は一切できず毎月カツカツの生活でした。
そんなある月、友人の結婚式への参加のため貧乏状態となっていたところに、祖母が急に危篤状態となり実家に帰省しないといけなくなりました。なんとか帰省のための交通費は捻出できたものの、そのまま帰らぬ人となり、お葬式のお供えを孫代表として送ることに。お世話になった祖母へのお供えですし、成人した孫としてださないわけにはいきません。ついに家賃のために確保していた給料の残りにも手を出してしまいました。その後も初七日などで帰省代とお供えの出費がかさみ、手持ちのお金はほとんど底をつきてしまいました。
結局、家賃の引き落とし日に残高不足となり、大家さんに連絡。来月2か月分を支払うんで待っていただけないかとお願いしましたが、答えはNOでした。月末まで(残り 5日)に必ず支払うようにと言われ、「何とかします」と答えてしまいました。
家賃については保証会社にも入っていましたが、その前に連帯保証人の親に連絡がいってしまったらと考えると不安で不安で眠れなくなり、体調も悪化しました。しかも、祖母の四十九日などこの先も出費は多くなりそうです。来月2か月分払えるかどうかの確信もありませんでした。
そこで、以前ポイントサイトのポイント目的でつくっていたカードローンのことを思い出しました。オリコのカードローンで、なんと20万円が即日借りられるとのことです。すぐにコンビニに走り、ATMで10万円を引き出しました。これで家賃が払える・・・と安心したときの気持ちは今でも忘れられません。
しかし、その後まさかの展開が待っていました。今回の一件でこれまで何の問題もなく暮らしていた賃貸マンションでしたが、大家さんから目を付けられてしまったのです。ちょっと平日仕事を休んで子供とのんびり過ごしていたりすると、大家さんから電話が入り「お仕事はやめたの?」などと詮索されるようになりました。その後も、車で数日間実家に帰っていると、「車は売ってしまったの?」などと聞かれたり、とにかく常に生活を監視されているようで息が詰まってきました。すぐにでも引越したいと考え、不動産サイトをみていましたが、引越は安く見積もっても50万円くらいの資金が必要です。貯金は全くなかったため、車を売却して資金をつくろうかと悩み始めていました。
それから数か月後、ポストに1枚のはがきが届いていました。家賃の支払いでお世話になって、その後も毎月1万円ずつ返済していたオリコからご利用枠増額の案内が届いたのです。しかもその金額が驚きの50万円でした。これまで借金には抵抗がありましたが、大家さんとの関係でストレスもピークに達していたため、思い切って増額分の全額融資をうけることに決めました。返済は毎月2万円ずつだったため、今より2万円安い賃貸に引っ越せば毎月の生活には何の問題もありません。不動産やさんも親身になって探してくれ、無事借りた 50万円で希望のお部屋に引越することができました。
今も返済は続いていますが、きちんと返済しているからかさらに増枠の案内も送っていただき、今では「もしも」のときの安心のために増枠分は大切にとっています。
まとめ
人生、辛いことは重なるもので、祖母が亡くなったことをきっかけに一気に生活にゆとりがなくなり、大家さんとトラブルになったりとさんざんでした。これまで貯金がなくても何とかなっていましたが、いざという時は本当に追い詰められて、負のスパイラルに陥ってしまうことがよくわかりました。そんな時の安心のためにローンカードをつくっておくことは大切だと実感した出来事でした。年会費2000円で、いざという時の安心を買っていると考えると安いですよね。いったん家賃滞納やクレジットカードの支払い延滞をしてしまうと、ローンカードの申請にも通らなくなってしまうので、先に作っておいて本当によかったです。